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青空の散歩記

   

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続きまして

夫が飲み会で家に居ないので、また書く。


数か月病院に通ってはいるものの
これって就職活動の時みたいだ、と ふと思う。

スーツ買って、自己分析して、会社を調べて
説明会へ行って、面接受けて

流れのままに頑張ってはいるのだけれど
流れをこなすことで満足しているような感じ。
確率はすごく低いのだから
自分が受かるとは思えない、落ちて当然
という気持ちがどこかにあって
本気で採用されるという
イメージをうまくできていない。
そして、実際うまくはいかない…。

産活も、一連の流れに一喜一憂するだけで
数日後に「妊娠してますよ」と言われることを
イメージ出来ているかと言われたら、そうでもないかも。
真剣なようでいて、内心諦めているという矛盾。

その一方で、
実は病院行かなくなったら
自力で妊娠するんじゃないか?
という自信過剰な部分もある。
体の大部分は人並み以上に丈夫なだけに。


そもそも私
何が何でも子供を欲しいと思っているのか。
多くの既婚女性は妊娠しているのに
自分はほっといたら無理かも、
ということが悔しい
ただそれだけじゃないのか。

結婚出来たからには
子供がいたらいいなぁと思うのは確かだけれど
今は夫婦だけでも楽しいので
まだまだ切実さは足りないかもしれない。


結論:
あんまり深く考えるよりも
身構えずに笑っていた方が上手くいく。
少なくとも就活の時は、そうだった。
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極秘スケジュール

職場と病院は比較的近いので
5時すぎの仕事帰りに通うのは余裕だけれど
今日はちょっとキツかった。


先日医者に

「どうしてもこの日(今日)に診察を。
でも午後は休診だから午前中にきて。」

…とまぁ、そんな感じのことをソフトに言われ
切羽詰まった結果が以下の通り。

11時25分 職場をこそっと抜け出す
11時40分 病院へ飛び込んで採血を受ける
11時55分 急いで職場へ戻り、ずっと居たかのようにふるまう
12時10分 「お昼、外出してきます~」とアピール
12時15分 コンビニ内で食事
12時30分 再度病院へ行くが、なかなか順番がこない
13時15分、診察を終え、職場へ爆走


ちょうど、最近の仕事が書庫整理で良かった。
ほとんど一人で図録に埋もれているから
居るか居ないかわからない、という好条件。
来週だったら、抜け出すのはたぶん無理だった。

入社したばかりで休むこともできないし
治療中だと周囲に言うのもはばかられる。
やはり、働きながらの不妊治療は難しい。
でも働かなければ出費だけがかさむうえ
精神的に鬱になる。
何とかどうにかするしかない。


幸い、診察結果(卵子の成長具合)は良好とのこと。
今周期は薬が変わって効きが悪かったから
長いこと続けて服用して(ちょっと不安)、
さらに注射も1本打たれた(採血より痛い)。
苦労して育ったのだからぜひ形になってほしい。

新しい職場

初出勤。


目の前に座っている学芸員(男)は
棟方志功の図録を広げている。
斜め前の学芸員(女)も
膨大な美術資料をデスク周りに置いている。

壁には私の好きな安田靫彦のポスター。

おぉ~この環境、素敵!!

とりあえず自分の仕事は雑用だけれど
届いた郵便物をチェックするにしても
中身は各地のギャラリー案内だったりして
なかなか楽しめる。

今日から仲間入りは私だけかと思っていたら
26歳の女性社員も本日入社とのこと。
一緒にカタログ送付作業をしながら喋っていたら
結構うまくやれそうな気がした。


そういえば…と見渡すと
お偉いさん以外は20代が多い。
目の前の学芸員たちもそうらしい。
ちょっと驚いたけれども
若い力で新しい事業が進められていく様子、
間近で見られることが楽しみだ。

懐が…

朝から通院。

今日は、いつものように採血をして
待つこと一時間以上。
「JIN」もあるだけ読んでしまった頃、
いつもの診察台ではなく
先生の部屋の方に呼ばれた。

「採血の結果、女性ホルモンの値が低いですね。」

どうも、先日から処方されている
エキソビットという薬が効いていないようで
排卵が近づくと上がるべき数値が上がっていない。
ということは、実際に診察するまでもないらしい。

「もう数日だけ、飲んでみます?
それでも無理そうなら今回は見送りましょう。」


ぐったりする。

高額治療費が懐具合もぐったりさせる。
血を抜かれてダメでしたと言われて
1万円ってさぁ…

田舎の市町村では人口を増やしたいからか
不妊治療費を全部無料にしたりしているらしいけれど、
今住んでいる市には、そういう制度がない。
県から補助金がでるのは体外受精からとか。

補助金はともかく、
健康保険適応にしてくれたらいいのに。
全額負担は結構切ない。
負担が大きくて通院を諦める人もいるだろう。

うちのじいちゃんは人工透析をしていて
要介護認定(介護してないけど)を受けている。
そういう人には役所からタクシー券が配られたり
なぜかNHKが無料になったりしている。

受信料…。
せめてその分、こちらの受診料にまわしてくれないかしら。


桜の下で

今日は公園でお花見。
爽快な青空の下、満開の桜が風に揺れていた。

日曜に夫と出かけた時は結構寒くて
缶ビールで余計冷えて長居出来なかったけれど
今日は少しばかり暖かい。

一人でビールはちょっと無理なので
ベンチでコンビニ弁当を食べながら
のんびり過ごした。


30メートルほど先に
古びたSL列車がド―ンと展示してある。
ぼんやり眺めていると、その前に高校生の男女が現れた。

横並びで歩くのではなく、
二人で向かい合って立ちどまっている。
しかも男の子は両手をきちんと体の前に重ねて
かしこまっている感じ。

告白か…?

ただならぬ雰囲気がここまで伝わってくる。

こっそりじっくり見ていたのだけれど
一瞬目を離したすきに、
男の子だけが消えていた。

残された女の子はSL周辺をうろうろ歩き
近くのトイレに入ったものの、
すぐに出てきてベンチに座った。
ハンカチで顔を拭いているように見えた。

ダメだったか…


本人は絶望のどん底なのだろうけれど、
青春の1ページを垣間見た私は
甘酸っぱいような懐かしいような感じで
なんというか、良いもの見たな~という気分だった。

あらためて見渡すと
芝生ではしゃぐ子供
お喋りママ集団、おじさんランナー
寄り添って散歩する老夫婦 等々

桜の下に集う人々…

あらゆる年代の人生の
1ページが繰り広げられていた。

良い祝辞悪い祝辞

週末、前の会社の同期(男)の結婚式に参加。
花嫁はお世辞じゃなく美しかった。
会場演出も年相応に大人びた雰囲気で
センスが良かった。

それはさておき

今回私の印象に残ったのは
新郎の来賓である、社長と常務の祝辞だった。


社長曰く

「私は日頃から少子化を憂いている。
子供3人以上をノルマにしてほしい、
連チャンで頑張って…」

これには嫌悪感を覚えた。

私が産活中だから過敏なだけだろうか。
いやいや、そんなことないと思う。
花嫁は33歳。しかも看護師。
子宮やホルモン云々に特に問題はなくとも
年齢的に厳しい時期が迫っていることで
一抹の不安を感じてはいるはずだ。

上から目線の品のない言葉で
プレッシャーをかけられたら
たまったもんじゃない。


一方、常務曰く

「夫婦に必要なのは、互いを尊敬しあうこと。
相手を尊敬できる要素の一つが
それぞれが仕事に邁進している姿勢だ。
二人とも今の仕事を極めてほしい。
だから、新郎もちゃんと家事をやるように。」

これは花嫁も嬉しかったのではないか。

常務は、女性が仕事をすることを
「子育てのための生活費稼ぎ」ではなく
「夫からの尊敬に値する行為の一つ」と見ていた。

ものすごく共感できた。


先ごろ私が仕事を辞めて
ひどく憂鬱になってしまった理由はこれ。

私も、夫から尊敬される存在でありたかった。

これまで頑張って働いてきたからこそ
夫は私を対等なパートナーとして敬ってくれた という自負。
仕事を辞めた自分に尊敬される要素はあるか という疑問。

子供もなく、特別な取り柄もない自分にとって
仕事は手っ取り早く自分の存在意義を示せる手段なのに
それを辞めてしまったから…。


いつまでも互いを敬って暮らしていたい。
そのためにも自分を何とか輝かせたい。
子供を産んでも産まなくても。
結婚式に出て、改めてその思いを強くした。


私のせいじゃない

ホルモンについて夫に説く。


アグネスチャンがTV寺子屋で言っていたでしょう?
思春期に親に反抗したくなるのは
子供が悪いのでも親が悪いのでもない。
成長ホルモンのせいでそういうことになるんだ。
仕方のないことなんだよって。

だから私が時々
精神状態不安定になるのも
きっとホルモン…女性ホルモンのせいよ。

不妊治療の結果が出ないからといって
たった数ケ月で不安になるなんて、考え方がおかしい 
何年も通院したってのはよく聞く話だ
って、この前あなた言ったよね。

ええ、私だってわかってる。
でも頭では理解していても、
ちょっとしたことが引き金になって
一時的にパニックに陥ってしまうの。
そんな時には真っ向から反論してこないで。

赤ちゃん産んだばかりのママだって
とっても嬉しいはずなのに
気持ちが落ち込んじゃうんですって。
これもホルモンの関係らしいよ。

え?だから何って…

すご~く幸せな時期でさえ
わけもなく憂鬱になるっていうんだから
私がたまにそうなっても仕方ないってことよ。
ほら、女芸人も言ってるでしょ?
「30過ぎたころからイライラする」 って。
「なぜだろう」 って言ってるでしょ?
憂鬱原因がなくてもそういう時があるの。
何かあったら余計になるわよ。

パニックになっている最中に
論理的に助言されたって焼け石に水なのよ。
それを私が受け入れないからって、
逆切れしないでよ。

じゃあ、私が怒りだしたら逃げるって?
そんなの余計悲しくなるからやめて。
抱きしめてくれたらいいのよ。
え?解決策?いらないわよ!

…とにかく、冷静な時に言っておきます。

大した理由も無いのに何故ヒステリックになるか
わからないと思うけれど、私だってわからない。
女性ホルモンが私を支配している。
最近はお薬のせいか年齢(30)のせいか
ホルモンが悪い方向に力を増してきている気がする。

そこんとこ、理解しておいて頂戴!!


夫はついに「分かった」と言ったけれど
顔はどうにも、不満そうだった。

プロフィール

HN:
性別:
女性
自己紹介:
静岡市出身・在住33歳。
2歳男児の育児メインで
マイペースに暮らしてます。
週1日、美術館で事務。




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