今日は公園でお花見。
爽快な青空の下、満開の桜が風に揺れていた。
日曜に夫と出かけた時は結構寒くて
缶ビールで余計冷えて長居出来なかったけれど
今日は少しばかり暖かい。
一人でビールはちょっと無理なので
ベンチでコンビニ弁当を食べながら
のんびり過ごした。
30メートルほど先に
古びたSL列車がド―ンと展示してある。
ぼんやり眺めていると、その前に高校生の男女が現れた。
横並びで歩くのではなく、
二人で向かい合って立ちどまっている。
しかも男の子は両手をきちんと体の前に重ねて
かしこまっている感じ。
告白か…?
ただならぬ雰囲気がここまで伝わってくる。
こっそりじっくり見ていたのだけれど
一瞬目を離したすきに、
男の子だけが消えていた。
残された女の子はSL周辺をうろうろ歩き
近くのトイレに入ったものの、
すぐに出てきてベンチに座った。
ハンカチで顔を拭いているように見えた。
ダメだったか…
本人は絶望のどん底なのだろうけれど、
青春の1ページを垣間見た私は
甘酸っぱいような懐かしいような感じで
なんというか、良いもの見たな~という気分だった。
あらためて見渡すと
芝生ではしゃぐ子供
お喋りママ集団、おじさんランナー
寄り添って散歩する老夫婦 等々
桜の下に集う人々…
あらゆる年代の人生の
1ページが繰り広げられていた。
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