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ちょっと思い立って
およそ20年ぶりに地元動物園に行った。
新しい展示施設ができたというので
ちょっと話題になっていて
そんなこと言ってもどうせ
大したことないでしょ~ と
思っていたら意外にも、結構楽しかった。
会社旅行で行った旭山動物園に
遜色ない と言ったらちょっと褒めすぎかな。
でも、動物をあらゆる角度から見られたりとかさ、
似てたよ。似せたんでしょうよ。
ちなみに一番強烈だったのは
フクロウが飼育員さんにもらってた餌が
生きたネズミだったこと。
男の子がそれを大興奮しながら見ていたこと。
うちの夫も凝視していた。
私はちらっと見て、もう見ないことにした。
おもしろかったのは
キリンに餌の葉っぱをあげたこととか。
ゾウの乳首を見つけたこととか。
園内はベビーカーであふれていた。
赤ちゃんを覗き見てぼんやり歩いていると
よちよち歩きの幼児を踏みそうになる。
ここはちびっこの聖地だ。
動物もいいけど、子供の様子を見るのも興味深い。
次に来る時は我々も
ベビーカー持参がいいな、と思う。
週末、前の会社の同期(男)の結婚式に参加。
花嫁はお世辞じゃなく美しかった。
会場演出も年相応に大人びた雰囲気で
センスが良かった。
それはさておき
今回私の印象に残ったのは
新郎の来賓である、社長と常務の祝辞だった。
社長曰く
「私は日頃から少子化を憂いている。
子供3人以上をノルマにしてほしい、
連チャンで頑張って…」
これには嫌悪感を覚えた。
私が産活中だから過敏なだけだろうか。
いやいや、そんなことないと思う。
花嫁は33歳。しかも看護師。
子宮やホルモン云々に特に問題はなくとも
年齢的に厳しい時期が迫っていることで
一抹の不安を感じてはいるはずだ。
上から目線の品のない言葉で
プレッシャーをかけられたら
たまったもんじゃない。
一方、常務曰く
「夫婦に必要なのは、互いを尊敬しあうこと。
相手を尊敬できる要素の一つが
それぞれが仕事に邁進している姿勢だ。
二人とも今の仕事を極めてほしい。
だから、新郎もちゃんと家事をやるように。」
これは花嫁も嬉しかったのではないか。
常務は、女性が仕事をすることを
「子育てのための生活費稼ぎ」ではなく
「夫からの尊敬に値する行為の一つ」と見ていた。
ものすごく共感できた。
先ごろ私が仕事を辞めて
ひどく憂鬱になってしまった理由はこれ。
私も、夫から尊敬される存在でありたかった。
これまで頑張って働いてきたからこそ
夫は私を対等なパートナーとして敬ってくれた という自負。
仕事を辞めた自分に尊敬される要素はあるか という疑問。
子供もなく、特別な取り柄もない自分にとって
仕事は手っ取り早く自分の存在意義を示せる手段なのに
それを辞めてしまったから…。
いつまでも互いを敬って暮らしていたい。
そのためにも自分を何とか輝かせたい。
子供を産んでも産まなくても。
結婚式に出て、改めてその思いを強くした。