母親の話題を出したついでにもう一つ。
オリンピックの報道を見ていて感動したのは
上村愛子選手、高橋大輔選手がスランプに陥った時
彼らの母親やコーチが
「やめてもいいんだよ」 と言った という話。
周囲が皆して 頑張れ!期待している!と言う中でのこの言葉は
選手にとってすごく心の支えになったと思う。
もし競技をやめても、受け入れてくれる人がいるという安心感。
それで彼らは、一層力をつけた。
私の母も、同じことを言った。
会社を辞めたいと思った時
夫は頑張れ頑張れと言ったり
次を見つけてからにしろと言ったけれど
母に状況を伝えるとすぐに
「辞めてもいい。今は身体のことが大事だから。」
と。
あんたのような人材を活用できない会社なんか辞めなさい。
ずっと我慢強く頑張ってきた子が初めて
辞めたいって言うんだから、それは正しい。
それより、身体と心を万全にして子供ができるようにしたらいい。
本当に心強かった。
ずっと働いてきたキャリアウーマンの母。
彼女自身がそれを誇りにしているはずだけれど、
今、私に一番必要なのは仕事ではないと即答してくれた。
一時期辛かったけれど、今は夫も理解してくれたし
辞めたことは良かったと思っている。
母が、新しい道を探す勇気をくれたと思う。
最近妹が、「私も辛い、私も仕事辞めたい~!」
と電話で母に泣きついているらしい。
でも母は、それを許さない。
「あの子は、お姉ちゃんと違って我慢が足りない。
本当はまだ頑張れる。励ましたらなんとかなるはず。」
長女の決心は受け入れ、次女の泣き言は聞き流す。
それぞれの性格に合わせた対応。
母親ってやっぱりすごいものだと思う。
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