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青空の散歩記

   

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妹たち①

初めて、夫実家にてお正月を過ごした。

多方面に気を使いながらの滞在、あぁ面倒~ 
と思っていたせいか
出発前日から胃腸の具合が悪く
食べたら吐き気がして、口元にはにきび。
自宅に戻った頃に回復したところをみると
やはり帰省ストレスが原因かと思う。

実際のところ、気に病んでいたほど大変ではなかった。
別に誰にいじめられるわけでもない。
田舎の人付き合いと風習に馴染みがないだけだ。


予想外の収穫は、妹たちだった。


少々苦手意識を持っていた夫の妹は
人材派遣会社の営業からエステティシャンに転身していた。
私が仕事を辞めたことを知ると即座に

「女性が仕事続けるのは、大変ですよね」 とのこと。

優秀なキャリアウーマンぽくて近寄りがたかったこの人も
何か、悩みながら働いてきたんだ・・・と思うと
詳しく話はできなかったけれど親近感をおぼえた。

たった一言で、人の印象が変わってしまった瞬間。

後から夫に送られてきたメールによると
彼女の職業は両親にあまり歓迎されていないらしい。
末っ子の妹の結納の席で
「この子の姉はフリーターのようなもので・・」 
と相手の親に伝えられたという。
ザ・田舎育ち の両親には理解しがたい職業なのかもしれない。

でも、私には理解できる。

新卒で入った保険会社は
やりがいを見いだせずに転職したらしい。
次の仕事は、連日深夜まで残業という営業職。
いくらやりがいがあっても
結婚して子供を産んで、続けていくのは難しいだろう。

そして今度はエステティシャン。
お客との対話で営業力を発揮でき女性が長年活躍しやすい職業…か。

彼女と直接話したわけではいけれど
その、考え方生き方は何となく察した。
賢明だと思った。


下の妹は
末っ子らしいのん気さがあって気軽に親しみやすかった。
婚約者にもらったというクロエの財布と一緒に、コタツで寝ていた。
私に対して、上の妹は敬語だけれど下の妹はタメ口。
その方がありがたい。


自分で選んだわけではない赤の他人と
突然家族になるというのは難しいのだろうけれど
長い人生、少しずつでも近づいていければ
その変化を楽しめるかもしれない。
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静岡市出身・在住33歳。
2歳男児の育児メインで
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