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青空の散歩記

   

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戌の日の混乱

数日前、戌の日でして
母や祖母ちゃん、ついでに帰省中の妹と
一緒にお参りへ。

これがなかなか、大変な一日で。
行事ごとっていうのはなにかと面倒なものだ。


義母は妊娠を伝えた当初から
「戌の日はいつですの?」と気にしだし
夫の口座に3万も振り込んで
これで帯を、御祈祷を、お母様たちとお食事を
ときたものだから

簡単にお参りしておけばいいじゃん?
気持ちの問題でしょ?
という都会っ子の発想でいたのに
何か、それなりのことをやって報告せねばならぬ、という
憂鬱な気分になってしまった。

別にやりたくないわけじゃないけれど、
そんなふうに生まれた後の行事も
きっちり、を求められるんだろうかと思うと
気が重くて仕方ない。

お七夜、お宮参り、お食い初め
どこまでやればいいんだろうか。
立派な御膳とか作るの?鯛のお頭を焼けと?
いや、ネットなんかに載っていない田舎の風習で
突飛なものがあるんじゃなかろうか?
私としては「気持ち」重視で簡素に済ませたいけど
後から何か言われては困るし…


うちの母に言わせると、私は考えすぎらしい。

お参りへ行く道中、憂鬱な気持ちをぶつけると
「私だって、向こうのお家に恥ずかしくないように
やってやろうと思っているんだから!
ご祈祷だって言われなくてもやるつもりでいるわよ!」
と逆切れされて、そこからけんかになった。

妊婦が泣きながら運転していて
助手席の母と言い合いをし
祖母と妹が後ろからなだめるという
まったく、胎教に悪いこと。


結局何をやったかというと

まずお昼ご飯を食べ、
私が御馳走して義母の顔が立つようにし

地元では有名らしい山沿いの寺へ行き
あまりに閑散とした質素な雰囲気のくせに
御祈祷8千円、という値段を聞いた母が
3千円くらいだと思ってたのに。8千円はもったいないわ。と。
そこで絵馬を書いて、義母に見せられるように証拠写真撮影。

西松屋で(さらしではない)妊婦帯を買い、
母が買ってくれると言ったけれど、
義母に頂いたお金で、と自分の財布から購入。

母と祖母を各自の家に送り、妹を駅に送り、
くたくたになって帰宅。

夫の帰宅後、妊婦帯をしてみる。
母が東京へ出張した際買ってきてくれていた
水天宮(有名らしい)のお守りの小切れとやらを
下着との間に挟んでみる。

最後に、義母に報告とお礼の電話。
祈祷はしなかったけれど、残ったお金で
赤ちゃんのものを買わせていただきますね~ と。


何だかもう、ミッション完了!!な感じ。


「元気に無事に産まれてきますように…。」

願うことはただそれだけで
自分も、夫も、両家の親もその思いは一緒。
それをどう表現するか ってことに其々の考えがあるだけで。
正解なんかない。

行事という節目に願う方法を調整する…
これは、仕事と同じなのだ。

上司、他部署の社員、取引先。
同じ目標を果たすための意見を調整するのは私。
最後に社長にどんでんがえしをされかかっても
ひとつの目標のために最善と思われる策を実行する。

まぁそんな大層なお仕事をすることは
もう当分、今後一生ないかもしれないけれど
同様の調整能力を必要とされることは
日常生活の中にも山ほどありそう
…と思った戌の日でした。

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無題

お勤めご苦労様でした。
悪いとは思いつつ、大笑いして読みましたわ。

これから先、思いやられるね…
私も妊娠・出産では両家の親に振り回されてえらい目に遭いました。

茜ちゃんの日記読んで思い出したわ…。

無題

ほんと、大変だよねぇ。
近くに住んでいればなおさら…でしょうね。
うまい対応策があったら、また教えてください~

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プロフィール

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性別:
女性
自己紹介:
静岡市出身・在住33歳。
2歳男児の育児メインで
マイペースに暮らしてます。
週1日、美術館で事務。




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